Planetary Time Lapse Toolkit 惑星画像のタイムラプスを作成するためのツール
惑星画像のタイムラプス動画は宇宙を立体的に捉えるのに役立ちます。
Planetary Time Laps Toolkitは惑星撮影の魅力を探究するアマチュア天文ファンのための編集アシストツールです。
色調の調整やクロッピング追跡を簡単に行い、連続する惑星画像からタイムラプス動画を生成する楽しさを提供します。
htmlファイルをダウンロードしてローカルで実行することもできます。
1.輝度、色調均質化
Image Brightness Color Adjuster
複数ファイルの輝度と色調を一定にする
2.ImagePano Cutter
画像の一部を切り出し追跡パンニング
3.MP4変換ツール
http://kaidonnote.html.xdomain.jp//tools/convert_to_mp4.zip
PIPPで作ったAVIファイルをMP4に変換
ダウンロードして使用。インストール方法はReadme.txtを参照
惑星画像安定化ツール
目的
惑星を連続的に撮影しタイムラプス動画を作るのが最近の自分の流行です。
惑星動画作成時に雲の通過によるノイズ増大や衛星の通過による最大輝度の変化により輝度や色調がコマごとに変化することがありました。
StellaImageの自動レベル調整などではうまく調整しきれませんでした。
これを解消するツールを作ってみました。
各画像の平均輝度と背景輝度を最初の画像に合わせて一定に調整します。
また、RGBごとに調整するため色調も大体そろいます。
WebPage インストール不要
Image Brightness Color Adjuster (xdomain.jp)
download
複数の画像ファイルの輝度と色調をそろえるスクリプト
adjust_img_20230905b.zip - Google ドライブ
動画ファイルの輝度と色調をそろえるスクリプト(2023/9/6追加)
adjust_mov20230906b.zip - Google ドライブ
動画ファイルにしてしまった後で色調をそろえたいときに使えます。
使い方
readme.txtに従ってinstall_guide.batを実行してください。
画像ファイルをドロップアンドドロップするだけで実行できます。
実行効果
使用前
2023/08/17 18:25-19:39(UT) 今朝の木星。
— Nishida Kazufumi (@RollerRacers) 2023年8月18日
雲が時折とおって邪魔をしますが思いのほか詳細な模様が映りました。
朝4時半過ぎ空が明るくなるまで撮りました。
C9.25, Powermate x2.5, ADC, UV/IR cut, NepCII
gain 220, EXPO 20ms * 120s * 37 frames#Jupiter rotation pic.twitter.com/aqcoSIvpWT
使用後
以前公開した木星自転の動画ですが輝度が一定でないのが気になっていました。
— Nishida Kazufumi (@RollerRacers) 2023年9月5日
輝度や色調を一定にするツールを作成し今回の動画を得ています。引用当行の動画と見比べてください。
ツールは以下に公開します。
<惑星画像安定化ツール>https://t.co/qHnb5dvhR9 https://t.co/w8YYcU07gG pic.twitter.com/glx5sNB4Ib